ME2種とは?資格の概要と試験範囲を解説!

ME2種とは
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臨床工学技士養成校の学生や医療機器メーカー等の社員が受験するME2種試験(第2種ME技術実力検定試験)。

学校や会社で半強制的に?必要に駆られて受験することになったものの、ME2種試験・資格のことをあまりよく知らない人もいるはず。

この記事では、ME2種とME1種に合格、さらに臨床工学技士免許所持の筆者が、ME2種資格の概要と試験範囲について書いています。

MEとはMedicalEngineering=医用工学の略

MEは、MedicalEngineering=医用工学の略。

つまり、MEとは「医用工学」という学問を意味します。

医用工学は、電子工学や機械工学、情報工学などの工学技術を医学に応用した学問分野です。

心電計脳波計など医用工学の技術を応用した医療機器は、ME機器といいます。

【ME2種】資格の概要

ME2種は、正式名称を第2種ME技術実力検定試験といい、合格者は「第2種ME技術者」の呼称が使用できます。

ME2種の第1回の試験は昭和54年(1979年)に実施され、2021年の試験は第42回になります。

※2020年の試験は中止

ME2種は医療機器(ME機器)に関する資格

ME2種(第2種ME技術実力検定試験)は医療機器(ME機器)に関する資格で、公益社団法人 日本生体医工学会が主催している民間資格です。

公益社団法人 日本生体医工学会 ME技術教育委員会によると、ME2種とは、

「ME機器・システムの安全管理を中心とした医用生体工学に関する知識を持ち、適切な指導者のもとで、それを実際に医療に応用しうる資質」を検定するもの

公益社団法人 日本生体医工学会 ME技術教育委員会

と定義されています。

ME2種は、ME機器を扱う上で必要な医学工学ME機器についての基本的な知識と技術を持っているか証明する資格です。

受験資格は問わない

ME2種の受験資格は特にありません。

日本生体医工学会では、①医師・看護師・臨床工学技士・臨床検査技師等の医療従事者②企業における開発・製造・販売・修理等の担当者③各種ME関連の大学・専門学校の学生(特に臨床工学技士を目指す学生)におすすめとされています。

中でも、臨床工学技士を目指す学生が多い印象を受けます。

ME2種の難易度と合格率

ME2種試験の合格率は例年30%前後。

合格率だけを見ると難易度が高そうに思えますが、勉強不足のまま受験する学生が多いため合格率が低くなっています。

ちゃんと勉強していれば合格できる試験で、めちゃくちゃ難しい試験ではありません。

第2種ME技術実力検定試験結果

ME2種試験の試験範囲

ME2種試験では、ICU・CCU、手術室、透析室、検査室、滅菌材料室、病室、診察室などの医療の現場(在宅を含む)で使用されている機器・システムを安全に正しく運用するために必要な基礎的事項について出題されます。

基礎的知識

基礎的知識では、MEの基礎となる医学的・理工学的知識、MEの基礎知識が問われます。

MEの基礎となる医学的知識

循環、呼吸、代謝、脳神経、運動、感覚、内分分泌などの解剖や生理機能に関する基礎的知識、医療制度や公衆衛生に関する基礎的知識

MEの基礎となる理工学的知識

直流・交流回路、増幅回路、フィルタ回路などの電気・電子回路、コンピュータ、物理学、流体力学、熱力学、化学などに関する基礎的知識

MEの基礎的知識

生体の物理的特性(電気、力、流体、温熱、音響、光、放射線など)および化学的特性、生体計測の原理、単位や定数、センサなどに関する基礎的知識

実際的知識

医療の現場で使用される機器・システムについて、下記のような知識(JISを含む)が問われます。

※機器・システムには、心電計、脳波計、筋電系、生体情報モニタ、テレメータ、血圧計、血流系、呼吸計測装置、各種血液ガス分析装置、医療画像診断装置(内視鏡、超音波診断装置、X線CT、PET、MRIなど)、麻酔器、電気メス、レーザメス、除細動器、人工呼吸器、血液浄化装置、体外循環装置、ペースメーカなどが含まれます。

原理、構造に関する知識

機器・システムの原理、構造、性能など

操作、運用に関する知識

用途、操作法、校正法および消毒・滅菌、保管手段、日常点検、トラブル対策など

保守、点検に関する知識

漏れ電流、接地抵抗、絶縁抵抗などの定期点検および各種医療機器の機能点検、主要な故障寝台法とそれにともなう測定器の使用法など

安全性、信頼性に関する知識

電気的安全性(ミクロショック、マクロショックなど)、物理化学的安全性(爆発・火災・熱傷・機械的破損など)に関する事故、EMC、故障率、信頼性など

病院設備等に関する知識

電気設備(接地、非常電源、非接地配線)、医療ガス設備、電磁環境など

まとめ

ME2種は医療機器(ME機器)に関する資格で、ME機器を扱う上で必要な医学・工学・ME機器についての基本的な知識と技術を持っているかを見る資格です。

試験範囲は、医学・理工学・ME(医用工学)の基礎知識からME機器・システムの原理・構造、操作・運用、保守・点検、安全性・信頼性、病院設備等に関する知識とかなり幅広いです。

試験範囲が広いため、ポイントを押さえた効率的な勉強が必要です。

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